2018-03-15

搬送

3月13日朝6時、アラームで普通に起床。さすがに雪掻きはしなくていいや・・・と思いながら、10分ほど布団でぐだぐだし、起床後、ご主人さま二体の世話に追われる。
一段落後、シンクでやかんに水を入れている途中、急激な胸の痛みに襲われ、立っていられなくなる。
ソファーで横になりながら、「仕事休む口実ができたなぁw」とか思いながらも、タブレットで症状を検索してみると、「心筋梗塞」の文字が(爆)
30分くらい横になるも、痛みは少しづつ落ち着いてきているものの、なかなか引かないことから、相方に送ってもらってかかりつけ医に向かう。
重苦しい痛みは続いているものの、意識ははっきりとしており相方との受け答えも問題なく、自分の足での移動も問題なし。病院で少し休めば復活するかな?とか思いながら、心電図診断。
結果は、心臓上部の筋肉が梗塞している可能性あり・・・ということで、自治体の総合病院への紹介状を書いてもらい、そのまま総合病院へ自車で移動。おいおい、下手すると身内の病院に入院か?とか思いながら、緊急で診断を受ける。

総合病院到着後、ベッドに横になり、そのまま血圧・点滴・採血・心電図・レントゲン・エコー調査・・・。受けている本人は、胸の重苦しさは続いているものの意識もはっきりしているし、何故にそんなおおごと?とか思いながらも、まな板の鯉状態。
エコー診断の結果、心臓近辺の血管に血栓ができている可能性あり ということで、車で一時間程度の大学病院へ搬送決定w初めてのお使い  ならぬ 初めての救急車。点滴・尿道カテーテルはセットされたまま、血圧・心電図も測定しながらの搬送。搬送先の病院と現状のやりとりをしているのが、本人に丸聞こえ(笑)いつもより血圧が上がってるなぁとか思いながら、雪でガタガタの道を疾走。予定通り一時間程度で大学病院の救急病棟へ(笑)。

朝食取ってないし、腹減ったなぁ~とか呑気なことを思いながら血圧・心電図等検査。そのまま右手首から右足つけね経由でのカテーテル血管検査。血栓は認められずとのことで、その後CT検査。こちらも異常なし。

総合的に見ても異常なし、ということで、それ以上の治療もなく、時間を確認したら既に午後三時を回っていた。カテーテル検査用に指した右足つけねと左腕からの点滴、左腕での血圧測定、胸では心電図測定、尿道カテーテルはつけたまま、救急病棟で一泊入院。寝返りはうてず、となりのおっちゃんらしき人物のいびきで十分な睡眠をとった気にもなれず、夕食・朝食と病院食を二食とって翌14日の10時には退院。その足で福利厚生の高額医療対応、かかりつけ医・総合病院への大学病院からの結果報告などを済ませ、本日15日午前中のみ職場復帰し二日間のたまった仕事を片付ける。
「病院へ行くと病気になる」というように、体力低下・からだの節々の痛みなどで午後から休みをとって現在自宅で一休み中。

この二日間、忙しく動いてくれた相方に感謝!

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2017-11-03

第30期竜王戦七番勝負 第二局

前回の大盤解説会が、第62期王将戦 第三局だから四年前?しばらく行ってなかったんだなぁ~。
今年の名人戦が弘前であったので、それに行きたかったんだけど、職場の歓送迎会とぶつかって泣く泣くあきらめたという・・・

対局場所は、前回投稿と同じ大船渡市民文化会館(リアスホール)

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対戦カードは渡辺明竜王羽生善治棋聖
今シリーズ開始前までの通算対局結果は渡辺竜王 34勝 - 羽生棋聖 35勝 (2千日手)
直近で羽生棋聖が4連勝しており、通算成績で逆転している。
竜王戦に限っては、七番勝負でしか対局がなく(これも凄い(笑))、
第21期 渡辺竜王 4勝 - 羽生挑戦者 3勝 (三連敗後の四連勝、勝ったほうが初の永世竜王と記録づくめ)
第23期 渡辺竜王 4勝 - 羽生挑戦者 2勝 (挑戦者 永世七冠ならず)

今期竜王戦は、本戦トーナメントに今話題の藤井聡太四段が進出したこともあり注目されたが、
二回戦で、4組優勝の佐々木勇気六段に打ち取られた。まかり間違って挑戦者になってたら、各地解説会はどうなっていたんだろう?(笑)

今期の渡辺竜王は7勝11敗、順位戦(A級)でも1勝3敗と負け越しておりやや不調。羽生挑戦者も18勝16敗、勝ち越してはいるものの、王位戦で菅井竜也七段、王座戦で中村太地六段に相次いで奪取され本調子とはいえない模様(勝ち越していて、タイトル保持して、それでも不調と言われる化け物(笑))。不調同士とはいえ、竜王戦では常連の二名、それぞれ調子を上げてくるものとの見方が多かった。

自宅を7時頃出発し、開始時間10時の現地解説会に、遅れること20分ほど、金井恒太六段本田小百合女流三段の解説会は既に始まっていた。日曜日とはいえ、リアスホールの前ブロックはほぼ埋まっており、中ブロックあたりに席をとる。

10:55頃、羽生棋聖の7七桂打が指され、解説の二人が、「持ち駒打った?歩は持ってないよね?」と慌てる場面が(笑)。指し手が確認されたとき、第9期竜王戦第2局 羽生竜王-谷川浩司九段 で挑戦者の放った7七桂を思い出したが、公式の中継blogにも記事が上がった。

11時半からは、副立会人の飯塚祐紀七段が、本田女流三段と解説。前の7七桂打から手が進まず、解説のしようもなかったが、お昼前からパタパタと手が進んで、渡辺竜王の5五歩で昼食休憩となった。

13時半より、金井六段・本田女流三段で、解説会再開。指し手が進まず、解説の金井六段・佐藤天彦名人佐藤和俊六段のピアノネタが挟まれたり(笑)、初手からの解説が再度行われたりして時間がつぶされる(笑)。昼食休憩前14分、休憩後27分。休憩も含め100分以上の長考で7六歩が指された。金井六段が最長の長考時間を聞かれ、210分との答えもあったりした。

14時過ぎ、羽生棋聖の6九飛成の局面で、「次の一手」が出題される。候補手は、金井六段の飛車の効きを広げながら守る5七銀、本田女流三段の竜をはじいて守る7八銀、その他 となり、5七銀はひねりすぎ?ということで、7八銀で提出。

14:45より、本局の正立会人である屋敷伸之九段と本田女流三段で、解説会再開。屋敷九段は前回の本対局場での王将戦でも正立会人を務めており、連続となった。立会人の仕事は?と聞かれ、最初の答えが「寝坊しないこと(笑)」。対局開始時にきちんと在席していることとか、投了しそうな時には部屋に入らない(対局者に対して「投了しろ」との無言のプレッシャーをかけない)などの笑い話が聞かれた。立会人を頼まれることも増えたと言っていたが、現役としては、立会人よりも対局者として入りたいだろうなぁとか思ってたり。
その後、次の一手の正解発表があり、指し手は「7八銀」。正解者にはサイン入り将棋本・竜王戦ポスターなどが渡され、自分には、五枚提供されたうちの一枚である本田女流三段の色紙。屋敷九段いわく「一番の当たり(笑)」
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16:15より、再度、金井六段・本田女流三段で解説会再開。15時少し前の羽生棋聖の6四桂で「はっきり苦しくなった」(局後渡辺竜王)となり、解説会でも「後手ペース」。
5三歩 に対しての 5一金で、盤上の4五桂を含めて四枚の桂馬をもっている渡辺竜王も手が無くなったように見えると解説。持ち時間も渡辺竜王が一時間を切っているのに対し、羽生棋聖がそれより一時間以上残しており、局面も時間も優勢。

渡辺竜王の開き直った9一角成に対し、羽生棋聖は4五角と桂馬をとり寄せを開始。一時的に金駒七枚を手にした羽生棋聖がそのまま押し切り、今期二連勝とした。結果的には渡辺竜王の飛車が一歩も動いておらず、使えなかったのも敗因の一因かも。

対局場での少々のインタビューの後、対局者は大盤解説場にこられ、感想戦を行われたらしいが、時間的に厳しいところがあり、観ることが出来なかったのは残念。今度機会があったらじっくりと・・・

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2017-08-19

一年ぶりコンサート

昨年六月以来のコンサートは、秋田アトリオン音楽ホールでの、TSUKEMEN LIVE 2017 ~RECHARGE~。
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TSUKEMENとは、TAIRIKU(Violin)、SUGURU(Piano)、KENTA(Violin)によるインストゥルメンタルユニット。なお、リーダーのTAIRIKUは、某シンガーソングライターの長男である模様(笑)

週初めが恒例の家族旅行のため、体力的に問題あるかもしれないと、前売りは買わないでいたのだが、当日券が残ってたら儲けもの のつもりで会場に向かい、相方の分も含め二席ゲット。
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今年四月にリリースしたNewアルバムの曲を中心とした二時間あまりのコンサートは、PAを通さない生音にこだわった音づくりでのPOP系クラシックで、無理やり連れて行った相方にも楽しんでいただけたようであった。

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2016-06-11

久しぶりのコンサート

6月3日(金) 秋田市出張のついでに、TFC55 スペシャル公演in秋田に行ってきた。
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チケットは前売りもあったに関わらず、予定が立たなかったため、当日券で入ったにも関わらず、1階 中央ブロック 前から10列目という、かなりの好位置。
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これってもしかして人気・知名度が無くて、ガラガラなのか?と思いながら、開演20分前に会場(秋田県民会館)入りしたところ、1階だけと思われるものの、9割方の入り。ということは、たまたま空いてたか、キャンセルか(笑)

TFC55とは、雅楽師 東儀秀樹 ・ ヴァイオリニスト 古澤巌 ・ アコーディオニスト coba の三人によるユニット。2014年、もともとユニットとして活動していた、東儀秀樹と古澤巌にゲストプレイヤーとして参加したことがあるcobaが加わり、三名とも年齢が55歳であったことからこのユニット名となった。

三名ともトップとして活動しているsoloプレイヤーではあるが、個性が強い三種の楽器が、ぶつかり合うこと無く、化学変化のごとく絶妙なハーモニーを奏でる演奏は鳥肌物であった。

コンサートそのものが久しぶりのうえ、インストゥルメンタルバンドのコンサートはオーケストラ以外では初めてだったかもしれないが、飛び込みで入ったコンサートとしては非常に満足できるものであった。

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2013-07-14

内容のない音楽会

今使っているガラケー(笑)のミュージックプレイヤーの使い方がわかり(笑)、所持しているCDからちまちまとデータを移動しているが、持ってたはずだなぁ~と押入れを引っかきまわして出してきたのがこいつ。
内容の無い音楽会

当時(あくまで当時よ(笑))、FM音源を搭載した画期的なシンセサイザーとして売れていた、YAMAHAのDXシリーズを核として制作された、生福(しょうふく)の 「内容の無い音楽会」。
このCDの中の「うっちゃれYOUR LIFE」が、ちょいとひねったレコーディング方法(限界までキーとスピードをあげて録音したのち回転数を下げてミックスダウンしたことにより、結果としてキーとスピードがダウン(笑))をしていたはずだが、詳細はどうだっけ?と、検索をかけてみたところびっくり!。

内容があまりにもマニアックかつおふざけが過ぎるためと、発売当時(昭和63年8月)の社会情勢のため、出てすぐに廃盤になったというお墨付きの一枚ではあったのは知っていたが、改めて検索の結果を眺めてみると「コア」な層に人気が高く、中古品でも当時の定価以上の値段がついてるのね(笑)。再販運動もおこって、ごくわずかではあるが、再販もされたとのこと。

うちの相方にこの事を話すと、「プレミアがついてるのならコピーして売っ払え!」だとのこと(笑)。オリジナルを持ってるのがいいんじゃないか(笑)。

興味の湧いた方は、「内容の無い音楽会」や「軍艦行進曲(フュージョン・バトルシップ)」「酸素でルルル」「戦場の盆踊り」などで検索をかけてみると音源が転がってると思われます(笑)

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2013-02-17

第62期王将戦七番勝負 第三局

第24期竜王戦七番勝負 第五局に続いての投稿。
だが、実は、第60期王座戦五番勝負 第三局も見に行っていたのを思い出したりする(笑)
今回の対局場所は、大船渡市民文化会館(リアスホール)
ポスターはPDFでこのとおり

対戦カードは、佐藤康光王将(18勝)-渡辺明竜王(15勝)
今回は、挑戦者 渡辺竜王の2勝で始まった。

大盤解説会が11:00スタートということで、朝7:00に自宅出発。計画通り10:30には会場到着。
外観
会場外観"
記念碑
看板はシンプル
会場看板
解説会会場
解説会会場

解説は、今回の対局の副立会人である佐藤秀司七段。解説開始前に現局面が大盤に並べられていたが、封じ手局面(43手▲2五歩)から一時間半以上経過してて、3手しか進んでいない。携帯電話の電波状況も不安定であり、情報がきちんとつかめていなかったので、不思議に思いながら解説会が開始。ここで疑問が解ける(笑)。自分は、到着時の局面までの指し手を、▽2四歩▲同歩▽同銀と思っていたが、これが大間違いで、封じ手の▽1四銀から、▲2四歩▽2六歩▲同飛▽1五銀▲2八飛▽2四銀 と七手も進んでいたという笑い話。佐藤七段も話していたが、一日目でも「後手が四回パスした」など、指し手の数は進むが、局面は思ったより進んでいないという不思議な局面が続いている。

昼食休憩前にまた少し手が進み、挑戦者の手番で休憩入りが濃厚となる。ここで佐藤七段より、指し手の質問受付が始まる。他の人より、▽2六歩▲同銀▽6九角の手は?とあり、自分はそれを少し修正し、▽2六歩▲同銀▽6四角の手を質問してみる。佐藤七段は飛車を手にすれば攻めが続きそうなので、あるかもしれないとの言葉をいただく。ちょっと気分が良かったり(笑)

昼食休憩後、二時過ぎより、解説会が再開する。挑戦者は▽9六歩と端に手をつけ、猛攻を開始したが、佐藤七段と、午後の解説会より登場した、本局の立会人である屋敷九段の解説によると、王将の63手目の▲8七玉と立った手から、挑戦者が押され気味なのではという評判になる。
71手目の▲8四歩、次の▲9二歩で、後手がしびれているというのが、局後の感想であった。

その後は王将の玉将(笑)が単身スクラムでほぼ入玉状態(一歩手前)となり飛車の筋を止められた挑戦者が95手までで投了。結果、先手・後手ともに王手が一度もかからないという珍しい将棋となった。佐藤七段も王様を攻めるのではなく、攻め駒の飛車をいじめて抑え込みをはかる将棋ということで、解説が難しいと嘆いていた(笑)

対局終了後は、王将・挑戦者、そろって大盤解説会場に来られ、感想戦をすこし行った。
感想戦

今年度の将棋観戦はこれで終わりかな?

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2013-01-26

早期退職

最近twitter等でも、埼玉県他の教員が1月末での早期退職を希望しているとの話題がヒートアップしている。

togetterで見た、学期の途中から参院選が始まり授業を全部休講にした片山さつき教授の責任感から、
退職金が民間より15%(平均400万円)高いとの調査により、引き下げが決まり、生徒と職場を放り出して駆込み退職した地方教員、警察の方々!公務の矜持は何処へ?を見てあれこれ。

togetterでは、片山氏の休講の話もちらほら見えるが、その話は取り敢えず置いといて、片山氏のblogの内容から、気になった点があったので、久々に記事をアップしてみたりする。

少し、片山氏のblogから引用

 定年直前の「高級地方教員」の給与が仮に50万円としますと、3月31日まで待って退職するのと、2月1日で辞めるのとでは、2ヶ月分の給与がなくなり、退職金が150万円減るとすると50万円の差(かなりざっくりした割り切りで計算すれば)。  50万円が惜しくてやることでしょうか?  生徒を放り出したと言われ、周りから、あるいはマスコミからも批判されうるであろうことは、普通の常識があればわかるでしょうに。  「寂しい」「そういう人が一人か二人出ることはあっても、ある程度まとまって出るとは思わなかった」

 こういう考え方は甘いのですかね。地方の教員や警察官の方々に、「矜持」や「性善説」を求めるのはもう無理、ということですか?
 であれば、退職時期を規制できますか?できませんよ。誰でも、いつでも辞める自由はありますから。

文中に「矜持」という単語が出てきたので、調べてみると

きょうじ【矜持/矜恃】の意味 - 国語辞書 - goo辞書

《慣用読みで「きんじ」とも》自分の能力を優れたものとして誇る気持ち。自負。プライド。「―を傷つけられる」
だそうで。

「矜持」を求めるとか言ってても、その「矜持」は「退職金150万円減額」ということで、既につぶされてると思うんだが。
一般的な会社員といえども、退職の三か月前に「退職金減らすよ」と言われたら、ストライキとか起きるんじゃないかなあ。(公務員には、現状ストライキが認められてない←これ重要(笑))

50万円が惜しくてやることでしょうか?
ともあるが、これを
定年直前の「高級地方教員」の給与が仮に50万円としますと
とblog中にある(月給50万円の先生がどれだけいるかわからないが)ので、 一か月分の給料が惜しくてやることでしょうか? と書きかえると、また別のイメージになるのかも。 あなたがた、一ヶ月ただ働きしてくださいねと言っているのと同じことだと思う。 これは片山氏のblogの内容からであって、NHKなどでは、給与を40万円と報道しているようである。 これからすると150-40×2=70 70/40=1.75月 参議院議員の歳費はwebの「参議院議員ホームページ」中のページ議員についてで見ると、議員で、21,063,085円とのこと。国家公務員の賞与割合が4.5カ月分(今は違うかもしれないが、そんなに変わらないだろう)ということで、歳費の月あたりの額を同じ方法(全体額/12+4.5月)で計算すると、ざっと127万円。1.75月分とするとざっと220万円。片山先生に、127万円(220万円)が惜しくてやることでしょうか? と言ってみたいものですね。

公僕といえども、公務員である前に人間だと思う。一ヶ月ただ働きできない人間は、やめずに残った先生を称えることはできても、やめた人間をとやかく言える筋合いは無いと思う。

自分だったら?・・・・さっさと辞めるだろうな(笑)

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2011-12-03

第24期竜王戦七番勝負 第五局

第69期名人戦七番勝負 第四局で、「次回があるとすればいつ頃だろうなぁ。」とほざいたら、思っていたより早くその機会がまわってきた。
第24期竜王戦七番勝負 第五局 渡辺明竜王-丸山忠久九段 が、その舞台。

対局場は、八戸市の八戸パークホテル。竜王戦開幕前までの両者の対戦成績は、渡辺5-5丸山 とまったくの五分。だが、竜王戦に限っては鬼神のような強さを発揮するのが渡辺竜王。第四局までの成績は三勝一敗と竜王防衛にあと一勝として、本局を迎えた。

大盤解説会が朝九時スタートということで、朝七時前には出発しようとしていたが、バタバタしている間に七時を回る。安代ICまで一般道を通ろうとする目論見(東北自動車道無料)もはずれ、十和田ICから自動車道へ。開始五分前に会場に滑り込む。

会場は、こんな感じ。
外観
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看板
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解説会会場
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会場について間もなくテレビ放送と合わせた解説会が開始。解説は鈴木大介八段と佐藤和俊五段。中継と同時のため、携帯の電源を切るようスタッフから指示があり、twitter投稿ができなくなった。残念(笑)
封じ手は本命視された▲3五角ではなく、▲5五角。続いても▲2五桂ではなく▲2四歩、▲2二歩ではなく▲2四同飛、など、解説二人の予想を外す指し手が続く。中継開始から15分ほどで、立会の中村修九段が登場して、佐藤五段と解説を始める。▲2三歩と垂らし、丸山九段の指し手が止まる。午前中の中継はこの局面で終了し、10時から、副立会人の先崎学八段と、観戦記を担当する藤田麻衣子元女流1級で、解説会が始まる。今までの指し手をなぞるものの、その後は丸山九段の考慮が続き、一手も進まなかった。
10時半頃に解説会が一旦終了し、棋士は退席したが、終了したとたん、パタパタと手が進む不思議(笑)。
数手進んで、飛車成りを約束した▲1二と金に対しての、△5一金が印象に残った手。解説陣もこの手は見えていなかった模様。

昼食休憩(12:30~13:30)の後、中村九段と『将棋世界』記者で読売新聞紙上にも観戦記を執筆している大川氏で解説会開始。コンピュータ将棋についても話題になっていた(上記の△5一金が第一候補にあがっていたなど)。83手目の渡辺竜王の▲2四竜の局面で、「次の一手」の出題。前日の解説会での「次の一手」(45手目▲2八飛の局面での丸山九段の手:正解は△8六歩)は正解者がでなかったようで、中村九段より「三択にしましょう(笑)」との提案。中村九段の推奨△3四歩、大川氏によってひねり出された△4四香、その他の選択肢より、一番可能性の高い(笑)その他を選ぶ。受け一方じゃ面白くないと、個人的には△5五角や△7七歩を考えていたので「その他」を選んだが、解答を締め切っても丸山九段が手を進めない。冗談だとは思うが、次の手が「投了」かもという話まで出てくることに(笑)。15時20分頃解説会が終わり、少ししてから△5五角がモニターに映し出された。15時40分頃からTV中継のリハーサルが開始されたが、その少し前から正解者に記念品贈呈。サイン本と記念扇子のどちらかということで、迷いなく扇子を選ぶ(笑)。
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16時からTV中継開始。開始直前に指された丸山九段の98手目△4二銀が腰の入った粘りの一着。これでどうなの?と弱気になった解説陣。二日目に入ってから、渡辺竜王の有利・優勢から勝勢しか声が聞こえていなかったものが、一番微差になったのではとも。ただし、持ち時間に大差があるため、渡辺竜王の優勢は変わっていないのでは というのが解説陣の一貫した判断。17時を過ぎて、鈴木・佐藤ペア(どこにでもある名前か(笑))から、先崎・鈴木ペアで解説開始。竜王優勢なんだろうが、決め手がわからんという解説。

解説中に▲7一角と△8三飛の交換が入って先手面白くなったのではとの話。続いての▲4四香が「詰めろ」で入って防衛に近づいたとの判断。110手目の△4二同金で中継が終了。twitterでは、「一番面白いところで中継が終わる」とのつぶやきも(笑)囲碁と将棋ではクライマックスのタイミングがかなり違うので、投了時刻が入るように、NHKでも中継時間を一考してくれないものかなぁ。
それから少しして、狙ったように18時6分、丸山九段が投了し、渡辺竜王が八連覇を達成した。

入場料\1,000-。ガソリン・高速使用で、コーヒー飲み放題、記念扇子ゲットでがっちり元はとったかな?との感想。次も機会があれば・・・

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2011-05-22

第69期名人戦七番勝負 第四局

将棋のタイトル戦が、近場で行われるのが久しぶりということもあり、第69期名人戦七番勝負 第四局 羽生善治名人-森内俊之九段 を休みをとって観戦しに行った。

タイトル戦の現地大盤解説は、何年か前の天童での竜王戦以来(何期かはおぼえてないが、このblogにアップしてないとなると、2005年以前?)だが、その時は途中の二時間程度しか見てないことを考えると、がっちり見られるのは、1995年3月奥入瀬で行われた、七冠騒動の谷川浩司王将-羽生六冠 第44期王将戦第七局(千日手の末、谷川勝、王将防衛)以来。

対局場は弘前市の藤田記念庭園。弘前城築城400年祭を記念して行われた。
今期名人戦が行われる直前までの両者の対戦成績は羽生58-44森内。詳細はリンク先を見ていただくとして、今期も接戦が期待されていたが、第三局終了時で羽生名人0-3森内挑戦者。本局は挑戦者がこの勢いのまま名人位を奪取するのか、名人が踏ん張るのかの一局となった。

※なお、指し手そのものは有料サイトにて公開されているため記載しませんのであしからず。

大盤解説開始が11時からということで、自宅を9時出発。開始30分前には解説会場の弘前市民会館へ到着。まずは看板。0006


会場内はこんな感じ。今は大きい盤・駒を使わずに、PCの将棋ソフトとプロジェクタなのね(^_^;)
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中央が、ソフトによる解説盤面。右が対局場の様子。左が対局場の現盤面。

前日までの局面は先手の羽生名人の攻め、後手森内挑戦者の受け 優劣は不明とのことだったが、名人の封じ手の次の挑戦者の手(68手目)が、森内挑戦者自身の著書で示されている手と違う指し手となり、控え室の検討陣が再検討を始めたらしい(笑)。なお、この挑戦者の手は過去に、森内挑戦者自身が対渡辺明竜王戦で実際に指しているとのこと(結果は先手渡辺竜王の勝ち)。自身で負けた局面に誘導するのは、改良策があるんだろうと、解説の広瀬章人王位。聞き手は藤田綾女流初段。その次の挑戦者の手(70手目)で、前例から外れる。

11時30分頃に指された森内挑戦者の80手目で、広瀬王位は先手が「手に困った」と解説していたが、その次の羽生名人の手で、後から出てきた地元の行方尚史八段は「先手の攻めが切れづらい」=先手指しやすい と判断。まぁ、トッププロとは言え、大盤で観客を相手にリアルタイムで解説をするのは、自分が対局者でないから手が見えづらいというのはあるからしょうがないとも言える。

昼食休憩を挟みながら、恒例の「次の一手」。投票後は解説会も休憩となり、天気もいいので市内をぶらりと散策する。
解説会場と道路を挟んだ対局会場の藤田記念庭園。
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きれいに見えた岩木山。
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14時から再開した解説会(解説は阿久津主税七段)で、「次の一手」正解発表と抽選会。指し手は正解したものの、抽選からは外れる(/_;)

15時からは松尾歩七段解説で解説会再開。松尾七段・藤田女流初段ともに「先手を持ちたい」

その後、二度目の「次の一手」。もちろんモニターなどは消すものの、リアルタイム中継などもある今のご時勢で、30分近く時間があるのはいかがなもんだろうか。考慮時間中に指し手が進むとカンニングも簡単なような気もする。あたし?あたしゃカンニングしないで不正解でした(笑)

18時30分頃から、行方八段・藤田女流初段で解説会再開。「次の一手」抽選会を行ったあとの解説では、夕休前から一手も進まないが、行方・藤田、ともに後手困ったとの話。その後、パタパタと手が進む。行方八段によると、84手目が後手苦戦の原因との事。
何か手が無いか?と盤面を反転してみると、行方八段が一言、「最悪(爆笑)」。それ程、後手側に手が無いらしい。で、盤面を元に戻そうとしたが、戻らない(笑)。慌ててソフトを初手から並べ直す一幕も。

19時40分頃から、指し手の進みが速くなる。両者、読みきったような指し手に、行方八段断言「ここ(弘前)での名人位移動は無い!」。twitterの下書きに「森内挑戦者投了」と書いておく。しかし、その15分後には、行方八段、「紛れてきた」ヾ(・_・;)
それでも、結局逆転にはいたらず、先手がリードを守りきり、21時08分頃、森内挑戦者投了。羽生名人の一勝三敗となり、名人位の行方は第五局 兵庫県宝塚市 以降に決まることとなった。

久々の大盤解説会、棋士の本音なども見え隠れして、結構楽しめることができた。次回があるとすればいつ頃だろうなぁ。

・・・帰り道、道路脇に車がひっくり返っていたのはどうでもいいおまけ・・・

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2010-09-05

twitter投稿

最近は、cocologもmixiも、とんと御無沙汰となり、
twitterがメインとなりつつある。
もともと作文の類い(たぐい)が大嫌いで(笑)、よくもまあblogなぞやろうという気になったものだが、
CB(チャット)感覚のtwitterは、肩を張らずにやれるのが性に合ってるのかもしれん。
そこそこ、発言数もたまってきたので、twilogなるものも始めてみた。
・・・ますますcocologから足が遠のくだろう(笑)・・・

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